サーボモータの選定をやさしく図解|負荷トルク・実効トルク・慣性比

サーボは見て止まる。ボールねじの台を目標の線でぴたっと止めるサーボモータのイラスト サーボとモーター

※この記事にはプロモーションが含まれています。

お悩み
こんなふうに思っていませんか?
  • サーボモータの選定を任されたけれど、そもそもサーボが何なのかよくわからない
  • 負荷トルク・実効トルク・慣性比…式は見つかるのに、なぜその式なのかがわからない
  • トルクは足りていたのに、選定ソフトで「慣性比 ×」と言われた
この記事でわかること
  • サーボモータが、ふつうのモーターと何が違うのか(台車を押す人のたとえで)
  • 選定で確かめる4つの関門(速さ・力・疲れ・体格)の意味
  • 負荷トルク・加速トルク・実効トルクの式が、どこから来たのか
  • 途中式つきの計算例2題と、不合格から直す方法

サーボモータの選定は、資料を開くと式がいきなり並び、「この式は何を計算しているの?」で手が止まりがちです。

この記事では、サーボモータを台車を押して、床の印にぴたっと止める人にたとえて、最初から最後までこの人の話で説明します。式は「力 = 質量 × 加速度」のような理科の基本から1段ずつ組み立てます。上から順に読めば、最後は自分で1台選べます。

結論|まず30秒でわかる答え

サーボモータの選定は、動かす機械の「押し続ける力(負荷トルク)」「動き出しと止めるときの力(加速・減速トルク)」「1サイクルの疲れ(実効トルク)」「モーターと機械の回しにくさの比(慣性比)」を計算し、回転速度・最大トルク・実効トルク・慣性比の4つの関門をすべて通る、いちばん小さいモーターを選びます。最大トルクだけで選ぶと、実効トルクか慣性比で不合格になることがよくあります。

出典

情報の確認時点:2026年10月。機種ごとの値は、お使いの機種の取扱説明書で確かめてください。

そもそもサーボモータって何?「目で見ながら」止まるモーター

ひとことで言うとサーボモータは、自分の位置を測りながら回り、決めた位置にぴたっと止まれるモーターです。

工場の機械には、「決めた場所まで動かして、そこで正確に止める」仕事がたくさんあります。ロボットの腕、工具を運ぶ台、材料を決まった長さだけ送るローラ。どれも、止まる位置がずれると不良品になります。

たとえると

台車に荷物をのせて、床に引いた線の上でぴったり止めるところを想像してください。目をつぶって「10歩で止まる」と決めて押すと、床がすべりやすかったり荷物が重かったりしたとき、線を行き過ぎても気づけません。目で線を見ながら押せば、「あと少し」「行き過ぎた、戻そう」と直しながら、線の上でぴたっと止められます。サーボモータは、この目で見ながら押す人です。

ふつうのモーターは、「回れ」と言われたら回るだけで、自分が今どこまで回ったかを知りません。サーボモータは、軸がどこまで回ったかを測る部品を持っていて、目標とのずれを見ながら回り方を直し続けます。だから、決めた位置に正確に止まれます。

この表の見方:以降は、左の「台車を押す人」の話で進めます

台車を押す人のたとえ本物のサーボでは
目(線を見る)エンコーダ(軸の回った角度を測る部品)
頭(ずれを見て、押す強さを決める)サーボアンプ(モーターに流す電流を決める装置)
足と腕(押す力を出す)サーボモータ
押している台車動かす機械(ボールねじと台など)
押す力の強さトルク(軸をねじる力)

なお、この記事は工場の AC サーボ(サーボアンプとエンコーダ付きのモーター)の話です。模型やマイコンで動かす小さなサーボ(RC サーボ)は別物で、同じ筆者が運営する電気のブログ shirasusolo.net のサーボモーターの動かし方で扱っています。

サーボモータは目で見ながら止まるモーターであることを、目隠しで台車を押す人と線を見て押す人で比べたイラスト

サーボは3点セットで動く:アンプ・モーター・エンコーダ

ひとことで言うとサーボは「頭(アンプ)」「足と腕(モーター)」「目(エンコーダ)」の3つがそろって、はじめて動きます。

工場のサーボは、制御盤の中に付けるサーボアンプと、モーターの後ろに付いたエンコーダとセットで使います。モーターとアンプは、メーカーが決めた組み合わせで選びます。

機械の側でよく使うのがボールねじです。長いねじの棒を回すと、ねじにかみ合った台がまっすぐ進みます。ペットボトルのふたを回すと、ふたが少しずつ上がっていくのと同じしくみです。ねじが1回転したときに台が進む距離をリードと呼び、この記事の計算でも何度も使います。

サーボアンプ・サーボモータ・エンコーダとボールねじで台を動かす1軸の機械のイラスト

3つの部品は、次の順番で仕事を受けわたしています。

STEP 1

指令を受ける。PLC などから「この位置へ、この速さで」という指令がアンプに届きます(行き先のメモ)。

STEP 2

アンプが電流を決める。指令と今の位置のずれから、モーターに流す電流を決めます(頭)。

STEP 3

モーターが回り、台が進む。電流に応じた力で回り、ボールねじを通して台を動かします(足と腕)。

STEP 4

エンコーダが測って戻す。今の位置と速さを測ってアンプに戻します(目)。この輪を1秒に何千回もまわします。

この「測って、直して、また測る」輪をフィードバックと呼びます。ただし、足と腕(モーター)の力が足りなかったり台車が重すぎたりすると、頭がどれだけがんばっても思いどおりに止まれません。そこでモーターの大きさを正しく選ぶこと、つまり選定が大事になります。

サーボがエンコーダで位置を測ってアンプが直し続けるフィードバックの輪
おすすめの本

アンプ・モーター・エンコーダの3点セットと、それが動かす機械の側をまとめて学びたいときの本の例です。日刊工業新聞社の『トコトンやさしいサーボ機構の本』(2016年10月発行)は、サーボ機構のための物理・機械要素から、サーボ機構用モータ、センサ、サーボアンプとコントローラ、トラブルの現象までの9章でできています(楽天ブックスの目次)。

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選定では何を確かめるの?4つの関門

ひとことで言うと「速さ」「力」「疲れ」「体格」の4つの関門を、すべて通るモーターを選びます。

台車を押す人をやとうなら、歩く速さ・押し始めの力・1日押してもばてないか・台車に対して体が小さすぎないか、を確かめるでしょう。サーボの選定も同じ4つです。

この表の見方:4つのうち1つでも落ちたら不合格です。右の列は、落ちたときに機械で起きることです

関門人でいうとモーターで比べるもの落ちると起きること
速さ歩く速さの上限必要な回転速度 ≦ 最高回転速度決めた時間で動ききれない
力一瞬だけ出せる最大の力最大トルク(加速のとき)≦ 瞬時最大トルク動き出しで指令に追いつけない
疲れ1日押してもばてないか実効トルク ≦ 定格トルクモーターが熱くなり、過負荷のアラームで止まる
体格押す人と台車の重さの差慣性比 ≦ メーカーの推奨の倍率止めたい所で止まらず、ゆれる

選ぶ順番は、まず機械の側の数字(台車の重さ・押し続ける力)を出し、次に候補のモーターを1つ決めて4つの関門で判定し、落ちたら1段大きいモーターでやり直す、の繰り返しです。

サーボモータの選定の流れと4つの関門

計算の準備:動き方を「台形」で決める

ひとことで言うと何秒で動き出し、何秒走り、何秒で止まり、何秒休むか。これが決まらないと、力は計算できません。

必要な力は「どう動かすか」で変わります。同じ台車でも、急いで押し始めるほど大きな力が要ります。そこで最初に、動き方を数字で決めます。

工場の位置決めでは、速さを時間の順に「加速 → 定速 → 減速 → 停止」と変える動き方がよく使われます。速さを縦、時間を横にしてグラフにすると台形になるので、台形の運転パターンと呼びます。台車でいえば、押し始め・押し続ける・止める・休む、の4つの区間です。

POINT

台形の面積が進んだ距離です。台を 500 mm/s で 300 mm 動かし、加速と減速に 0.1 秒ずつかけると、定速は 300 ÷ 500 − 0.1 = 0.5 秒(2つの三角形で、全速 0.1 秒ぶんの距離)です。

モーターの回る速さは「1秒に台が進む距離 ÷ リード」です。台が 500 mm/s、リード 10 mm なら1秒に 50 回転、1分で 3000 回転(3000 r/min)。これが関門「速さ」で比べる数字です。

位置決め1回分の動き方を台形で表したグラフ

力その1:押し続ける力(負荷トルク)の式はどこから来た?

ひとことで言うと負荷トルクは、台を一定の速さで動かし続けるのに要るねじる力です。「1回転ぶんの仕事」から式が出ます。

何のために計算するのか。台は、一定の速さで動き続けるだけでも、レールとの摩擦に逆らう力が要ります。これがわからないと、加速の力も「疲れ」も出せません。

たとえると

台車は、押すのをやめるとやがて止まります。摩擦がブレーキになっているからです。同じ速さで進み続けるには、摩擦と同じ大きさの力で押し続ける必要があります。これが「押し続ける力」です。

1段ずつ式を組み立てる

1段目:台を押し続ける力 F。摩擦の力は「すべりにくさ × 重さ」で F = μ × m × g です。μ(ミュー)は摩擦係数、m は質量[kg]、g は重力の強さ 9.807 m/s² で、m × g が重さ[N]です。

2段目:1回転で台がもらう仕事。理科では「仕事 = 力 × 進んだ距離」でした。ねじが1回転すると台はリード Ph[m]だけ進むので、1回転で台がもらう仕事は F × Ph[J:ジュール]です。

3段目:1回転でモーターがする仕事。回す仕事は「トルク × 回った角度」です。角度はラジアン(rad)で数え、1回転は 2π rad なので、1回転の仕事は T × 2π です。トルク T の単位は N·m(ニュートンメートル)です。

4段目:2つは同じ量。モーターの仕事はねじを通って台に届き、途中で消えないので、T × 2π = F × Ph、つまり T = F × Ph ÷ 2π です。

5段目:ねじのロスを入れる。本当はねじの中でも少し仕事が失われます。届く割合(効率 η:イータ)で割ります。

式
TL = μ × m × g × Ph ÷ (2π × η)

単位の確かめ:N × m ÷(rad は単位なし)= N·m。トルクの単位になります。η はボールねじの資料では 0.9〜0.95

出典

情報の確認時点:2026年10月。機種ごとの値は、お使いの機種の取扱説明書で確かめてください。

負荷トルクの式を1回転の仕事から組み立てる流れ

力その2:押し始めの余分な力(加速トルク)

ひとことで言うと止まっている物を動かし始めるには、押し続ける力より大きな「余分な力」が要ります。重いほど・急ぐほど大きくなります。

台車を押すとき、いちばん力が要るのは動き出しの瞬間です。走り出せば軽く押すだけで進みますが、止まっている台車を急いで走らせるには、ぐっと踏んばる必要があります。

この余分な力は、まっすぐ動く物なら理科で習った力 = 質量 × 加速度(F = m × a)です。重い(m が大きい)ほど、急ぐ(a が大きい)ほど、大きな力が要ります。モーターは回る物なので、これを「回る版」に直して使います。

動き出しには余分な力が要り、重いほど大きいことを台車を押す人で比べたイラスト

「回る版」の F = m × a を組み立てる

1段目:回る速さを角度の速さにする。モーターの速さ N は「1分に何回転[r/min]」で書きますが、計算では「1秒に何ラジアン回るか」の角速度 ω(オメガ)[rad/s]を使います。1回転 = 2π rad、1分 = 60 秒なので、ω = 2π × N ÷ 60 です。

2段目:どれだけ急ぐか。0 から ω まで ta 秒で上げるなら、1秒あたりに速くする量(角加速度)α(アルファ)は α = ω ÷ ta[rad/s²]です。まっすぐな動きの加速度 a にあたります。

3段目:回しにくさ。まっすぐな動きの「動かしにくさ」は質量 m でした。回る物の「回しにくさ」は慣性モーメント J[kg·m²]です。機械の分 JL とモーターの中の回る部分の分 JM の両方を回すので、J = JL + JM です。

4段目:回る版の F = m × a。回す力(トルク)= 回しにくさ × 角加速度、つまり T = J × α です。これに、加速している間も摩擦に逆らう負荷トルク TL を足したものが、加速中にモーターが出す力です。

式
Ta = (JL + JM) × α + TL / Td = (JL + JM) × α − TL

Ta:加速トルク、Td:減速トルク(止める向き)。減速では摩擦がブレーキを手伝うので TL を引きます。単位:kg·m² × rad/s² = kg·m²/s² = N·m

ボールねじで動く台の回しにくさは JL = m × (Ph ÷ 2π)²、ねじ軸(円柱)は 質量 × 直径² ÷ 8 で出せます。この式の出どころは、対になる「慣性モーメントの計算」の記事で説明します(公開しだい、ここにリンクします)。

動かして確かめよう:台形の動きと、モーターが出すトルク

あとの計算例1の値(台 20 kg・加速 0.1 秒)で、押し始め・押し続ける・止める・休むの4つの区間で、モーターの出すトルクがどう変わるかを動く図で確かめます。

動かして確かめる

「スタート」を押すと、ボールねじの台が押し始め → 押し続ける → 止める → 休むの1サイクルを動きます。台の上の矢印がモーターの出す力の向きと大きさ、下の2つのグラフが「速さ」と「トルク」です。速さのグラフが台形になるのに、トルクのグラフは階段の形になるところを見てください。

モーター ボールねじ(リード 10 mm)・台とワーク 20 kg・300 mm を 500 mm/s で動かす(計算例1) 台 20 kg 出発 止めたい位置(300 mm 先) 止まっています 時間:0.00 s/速さ:0 r/min/トルク:0 N·m 加速定速(押し続ける)減速休み 3000 0 速さ [r/min] +0.361 0 −0.292 トルク [N·m](上=進める向き、下=止める向き) 時間 → 1サイクル 1.2 s

いまの様子:スタートを押すと、ここに説明が出ます。

動きは説明のための作り物です。値は計算例1(200W 級の例)の計算結果で、本当の1サイクル 1.2 秒を、見やすいように4倍(「もっとゆっくり」は10倍)に引き延ばしています。

見てほしいのは、トルクが大きいのは押し始めと止めるときの短い時間だけで、押し続ける間は摩擦の分(約10分の1)しか要らないことです。この形が、次の「実効トルク」の計算の元になります。

加速トルクの式を回転の速さと回しにくさから組み立てる流れ

疲れ:実効トルクは「1サイクルの熱の平均」

ひとことで言うとモーターの疲れは熱です。熱はトルクの2乗で出るので、トルクを2乗して平均し、平方根をとった値(実効トルク)で比べます。

何のために計算するのか。モーターは大きな力を出し続けると中の銅線が熱くなり、熱くなりすぎるとアンプが過負荷のアラームで止めます。1サイクル(1回の動きと休み)をくり返して熱がたまりすぎないかを確かめるのが、関門「疲れ」です。

たとえると

台車を押す人は、押し始めに一瞬ぐっと力を出しても、そのあと休む時間が長ければばてません。逆に、休みなしで押しっぱなしだと、汗だくになります。人の疲れが「どれだけ強く・どれだけ長く押したか」と「休みの長さ」で決まるように、モーターの熱も1サイクル全体で決まります。

モーターの疲れは熱で、休みが短いとたまることを台車を押す人で示したイラスト

なぜ「2乗」して平均するの?

1段目:トルクは電流に比例する。サーボモータが出すトルクは、流れる電流にほぼ比例します。2倍の力を出すには、約2倍の電流が要ります。

2段目:熱は電流の2乗に比例する。銅線で出る熱は、電力 = 電流² × 抵抗(I²R)です。電流が2倍なら、熱は4倍になります。

3段目:だから熱はトルクの2乗で決まる。1段目と2段目を合わせると、熱 ∝ トルク² です。そこで、各区間のトルクを2乗し、その区間の時間を掛けて足し、1サイクルの時間で割ります。これが「熱の出かたの平均」です。

4段目:平方根で元の単位に戻す。2乗の平均のままでは単位が N·m の2乗なので、平方根(√)をとって N·m に戻します。こうして出た値は、「ずっと一定で出し続けたら、同じだけ熱くなるトルク」という意味です。これを実効トルクと呼びます。

式
Trms = √{ (Ta² × ta + TL² × tc + Td² × td) ÷ tf }

ta・tc・td:加速・定速・減速の時間、tf:停止も含めた1サイクルの時間。2乗するので、止める向きのトルク(マイナス)も熱としては足されます

ざっくり言うと、本当はモーターの中の鉄で出る熱などもありますが、選定では「熱はトルクの2乗」と考えます。

出典

情報の確認時点:2026年10月。機種ごとの値は、お使いの機種の取扱説明書で確かめてください。

トルクを2乗して平均し実効トルクを出すことを示すグラフ

体格:慣性比は「押す人と台車の重さの差」

ひとことで言うと慣性比は、機械の回しにくさがモーター自身の回しにくさの何倍かを表す数です。大きすぎると、止めたい所で止まりません。
式
慣性比 = JL ÷ JM

JL:モーターの軸から見た機械の回しにくさ、JM:モーター自身の回しにくさ。単位どうしが消えて「何倍」になります

たとえると

小さな子どもが、大きく重い回転ドアを押す場面を想像してください。動かせても、止めたい所ではドアの勢いに負けて行き過ぎ、戻そうとしてまた行き過ぎます。大人がふつうのドアを押せば、ぴたっと止まります。力とは別に、体格の差が大きすぎると、細かく止めるのが苦手になるのです。

サーボでも、機械がモーターよりずっと回しにくいと、機械の勢いに振り回されて止まるまでに時間がかかったり、ゆれが残ったりします。メーカーの資料でも、推奨値を超えると応答が悪くなると説明されています。

大事なのは、慣性比はトルクとは別の関門だということです。回しにくさどうしの比なので、加速や休みの時間を延ばしても変わりません。下げるには、モーターを大きくする(JM を大きく)か、減速機で機械の回しにくさを小さく見せます。

目安

推奨する倍率はメーカーとシリーズで違い、たとえば三菱電機の FAQ では 5〜10倍以下(性能を出すには5倍以下が望ましい)とされています。この記事の計算例では「10倍以下」を例として使います。

慣性比の違いで止まり方がどう変わるかを、動く図で比べます。4.8倍と14.3倍は、あとの計算例1で出てくる値です。

動かして確かめる

慣性比を選んで「スタート」を押すと、同じ指令で台を旗の位置まで動かします。左の2つの円は、モーター(小)と機械(大)の回しにくさの差を大きさで表したものです。慣性比を大きくすると、旗の所での止まり方がどう変わるかを見てください。

回しにくさの差 モーター 機械 慣性比 4.8倍 止めたい位置 点線の枠=指令の位置 旗のまわりを10倍に拡大 ← 手前行き過ぎ → ずれ:0 指令とのずれ(拡大。横=時間、0 の線に戻って平らになれば止まった) 指令が動いている間 0 先 遅れ 時間 →(2.5 秒)

いまの様子:慣性比を選んでスタートを押すと、ここに説明が出ます。

動きは説明のための作り物です(揺れの大きさ・止まるまでの時間は例)。実際の止まり方は、機械の硬さやアンプの調整(ゲイン)でも変わり、推奨値を超えても調整で使える場合と、使えない場合があります。

見てほしいのは、動いている間よりも、旗の所で止めるときに差が出ることです。力(トルク)は同じように足りていても、慣性比が大きいと行き過ぎて揺れ、収まるまでに時間がかかります。

出典

情報の確認時点:2026年10月。機種ごとの値は、お使いの機種の取扱説明書で確かめてください。

慣性比が大きいと止めたい所で止まらないことを回転ドアを押す子どもと大人で比べたイラスト

計算してみよう1:水平のボールねじ軸(合格する例)

ひとことで言うと台車の重さ → 押し続ける力 → 押し始めの力 → 疲れ → 体格、の順に、1行も飛ばさずに計算します。

「どの大きさなら4つの関門を全部通るか」を決めるための計算です。数値はすべて説明のための例で、モーターの値も架空です。

条件(例)値
台+ワークの質量 m20 kg
ボールねじリード Ph = 10 mm(0.010 m)、軸の直径 16 mm、長さ 500 mm(鋼。密度 7850 kg/m³)
カップリング(モーターとねじをつなぐ部品)の回しにくさ0.10 × 10⁻⁴ kg·m²
すべりにくさ μ・ねじの効率 η0.1・0.9
動き方300 mm を 500 mm/s で動かす。加速・減速は各 0.1 s、休み 0.5 s
候補(例)200W 級:定格 0.64 N·m、瞬時最大 1.91 N·m、JM = 0.18 × 10⁻⁴ kg·m²/100W 級:定格 0.32 N·m、瞬時最大 0.96 N·m、JM = 0.060 × 10⁻⁴ kg·m²。どちらも最高 3000 r/min
計算例
計算例1の前半:機械の側の数字(モーターを替えても変わらない)
速さ:台の速さ ÷ リードで1秒の回転数、×60 で1分に
N = 500 mm/s ÷ 10 mm × 60 = 3000 r/min
定速の時間:全体の時間から、加速と減速の半分ずつを引く
tc = 300 ÷ 500 − (0.1 + 0.1) ÷ 2 = 0.6 − 0.1 = 0.5 s
1サイクルの時間:4つの区間を足す
tf = 0.1 + 0.5 + 0.1 + 0.5 = 1.2 s
台の回しにくさ:JL = m ×(Ph ÷ 2π)²
20 × (0.010 ÷ 2π)² = 20 × (1.592 × 10⁻³)² = 0.507 × 10⁻⁴ kg·m²
ねじ軸の質量:密度 × 体積(円柱)
7850 × π ÷ 4 × 0.016² × 0.5 = 0.789 kg
ねじ軸の回しにくさ:質量 × 直径² ÷ 8
0.789 × 0.016² ÷ 8 = 0.253 × 10⁻⁴ kg·m²
機械の回しにくさの合計:台+ねじ軸+カップリング
JL = 0.507 + 0.253 + 0.100 = 0.860 × 10⁻⁴ kg·m²
押し続ける力:F = μ × m × g
F = 0.1 × 20 × 9.807 = 19.6 N
負荷トルク:F × Ph ÷ (2π × η)
TL = 19.6 × 0.010 ÷ (2π × 0.9) = 0.196 ÷ 5.655 = 0.0347 N·m
角加速度:ω = 2π × 3000 ÷ 60 を 0.1 秒で
α = 314.16 rad/s ÷ 0.1 s = 3141.6 rad/s²
機械の側は JL = 0.860 × 10⁻⁴ kg·m²、TL = 0.0347 N·m
計算例
計算例1の後半:200W 級(例)で4つの関門
加速トルク:(JL + JM) × α + TL
Ta = (0.860 + 0.18) × 10⁻⁴ × 3141.6 + 0.0347 = 0.327 + 0.0347 = 0.361 N·m
減速トルク:(JL + JM) × α − TL
Td = 0.327 − 0.0347 = 0.292 N·m(止める向き)
2乗 × 時間の合計:加速・定速・減速(休みは 0)
0.361² × 0.1 + 0.0347² × 0.5 + 0.292² × 0.1 = 0.01304 + 0.00060 + 0.00852 = 0.02216
実効トルク:1サイクルで割って √
Trms = √(0.02216 ÷ 1.2) = √0.01847 = 0.136 N·m
慣性比:JL ÷ JM
0.860 ÷ 0.18 = 4.78 倍
関門1 速さ
3000 r/min ≦ 3000 r/min → 合格
関門2 力
0.361 N·m ≦ 1.91 N·m(19%)→ 合格
関門3 疲れ
0.136 N·m ≦ 0.64 N·m(21%)→ 合格
関門4 体格
4.78 倍 ≦ 10 倍 → 合格
200W 級(例)で4つとも合格

つまり「力にも疲れにも約5倍の余裕があり、体格の差も推奨の半分以下」です。桁の確かめとして、台の運動のエネルギー ½ × 20 × 0.5² = 2.5 J と、回る側の ½ × 0.507 × 10⁻⁴ × 314.16² = 2.5 J が一致することも見ておくと安心です。

では、もっと小さい 100W 級ではだめ?

同じ計算を 100W 級(例)ですると、最大トルク 0.323 N·m(34%)、実効トルク 0.121 N·m(38%)で、力と疲れは合格です。ところが慣性比は 0.860 ÷ 0.060 = 14.3 倍で、推奨の 10 倍を超えます。小さな子どもが大きな回転ドアを押す状態です。この例は、体格の関門で 200W 級に決まりました。

POINT

位置決めの軸では「トルクで選ぶと小さくなり、慣性比で1段上がる」ことがよくあります。慣性比を見るまでは決めません。

計算例1でトルクは足りても慣性比で200W級に決まることを示す棒グラフ

計算してみよう2:重く速くした軸(不合格から直す例)

ひとことで言うと台を重く、速く、休みを短くすると、力は足りても「疲れ」と「体格」で落ちることがあります。

次は、合否が変わる厳しい条件です。数値はすべて架空の例です。

条件(例)値
台+ワークの質量 m50 kg
ボールねじリード 20 mm、軸の直径 20 mm、長さ 600 mm(鋼)。カップリング 0.10 × 10⁻⁴ kg·m²
μ・η0.1・0.9
動き方400 mm を 1000 mm/s で動かす。加速・減速は各 0.08 s、休み 0.1 s
候補(例)400W 級:定格 1.27 N·m、瞬時最大 3.82 N·m、JM = 0.35 × 10⁻⁴/750W 級:定格 2.39 N·m、瞬時最大 7.16 N·m、JM = 1.20 × 10⁻⁴ kg·m²。どちらも最高 3000 r/min とする
計算例
計算例2:機械の側の数字
速さ
N = 1000 ÷ 20 × 60 = 3000 r/min
定速の時間と1サイクル
tc = 400 ÷ 1000 − 0.08 = 0.32 s、tf = 0.08 + 0.32 + 0.08 + 0.1 = 0.58 s
台の回しにくさ
50 × (0.020 ÷ 2π)² = 50 × (3.183 × 10⁻³)² = 5.066 × 10⁻⁴ kg·m²
ねじ軸の質量と回しにくさ
7850 × π ÷ 4 × 0.020² × 0.6 = 1.480 kg → 1.480 × 0.020² ÷ 8 = 0.740 × 10⁻⁴ kg·m²
機械の合計
JL = 5.066 + 0.740 + 0.100 = 5.906 × 10⁻⁴ kg·m²
負荷トルク
TL = 0.1 × 50 × 9.807 × 0.020 ÷ (2π × 0.9) = 0.9807 ÷ 5.655 = 0.173 N·m
角加速度
α = 314.16 ÷ 0.08 = 3927 rad/s²
JL = 5.906 × 10⁻⁴ kg·m²、TL = 0.173 N·m
計算例
計算例2:400W 級(例)で判定
加速トルク
Ta = (5.906 + 0.35) × 10⁻⁴ × 3927 + 0.173 = 2.457 + 0.173 = 2.630 N·m
減速トルク
Td = 2.457 − 0.173 = 2.284 N·m
実効トルク
Trms = √{(2.630² × 0.08 + 0.173² × 0.32 + 2.284² × 0.08) ÷ 0.58} = √(0.9801 ÷ 0.58) = 1.30 N·m
関門2 力
2.630 ≦ 3.82 N·m(69%)→ 合格
関門3 疲れ
1.30 > 1.27 N·m(102%)→ 不合格
関門4 体格
5.906 ÷ 0.35 = 16.9 倍 > 10 倍 → 不合格
力は足りるが、疲れと体格の2つで不合格
計算例
計算例2:750W 級(例)で計算し直す
加速トルク(JM が増えた分だけ大きくなる)
Ta = (5.906 + 1.20) × 10⁻⁴ × 3927 + 0.173 = 2.791 + 0.173 = 2.964 N·m
減速トルク
Td = 2.791 − 0.173 = 2.617 N·m
実効トルク
Trms = √{(2.964² × 0.08 + 0.173² × 0.32 + 2.617² × 0.08) ÷ 0.58} = √(1.2603 ÷ 0.58) = 1.47 N·m
関門2・3・4
2.964 ≦ 7.16(41%)、1.47 ≦ 2.39(62%)、5.906 ÷ 1.20 = 4.92 倍 ≦ 10 倍 → すべて合格
750W 級(例)で4つとも合格

モーター自身の回しにくさが増える分、加速トルクは 2.630 → 2.964 N·m と少し増えますが、出せる力のほうがずっと大きくなるので余裕は増えます。

モーターを大きくする以外の直し方も比べる

この表の見方:休みや加速の時間を延ばすと「疲れ」は楽になりますが、「体格」は変わりません

直し方(400W 級のまま)計算した結果判定
休みを 0.1 s → 0.3 s に延ばすtf = 0.78 s、Trms = √(0.9801 ÷ 0.78) = 1.12 N·m(88%)。慣性比は 16.9 倍のまま疲れは合格、体格は不合格
減速機 1/2 を入れる(リード 20 mm のまま)モーターの速さが 6000 r/min になり、最高 3000 r/min を超える速さで不合格(リードの見直しとセット)
加速時間を 0.08 s → 0.16 s に延ばす加速トルクと実効トルクは下がるが、慣性比は変わらない。移動の時間も延びる動きの時間が許すかを機械の担当と相談
実務の判断のコツ

最大トルクに余裕があると、つい「このモーターで行ける」と判断しがちです。設計者がまず疑うべきは、止まっている時間が短い動きの実効トルクと、重い負荷を直結したときの慣性比です。最大トルクの欄で合格しても、この2つを計算するまでは機種を決めません。

計算例2で400W級が実効トルクと慣性比で不合格になることを示す棒グラフ

仕事で使うとき:メーカーで違う慣性比と、垂直軸の注意

ひとことで言うと慣性比の推奨値はメーカーとシリーズで違います。上下に動かす軸は、休んでいる間も力が要ります。

慣性比の考え方はどの社も同じですが、推奨する上限と資料での呼び方が違います。公式の資料で確かめられた3社を並べます。

この表の見方:同じ社でも、シリーズ・容量・減速機付きかどうかで値が変わります。お使いの機種のカタログの仕様表で確かめてください

メーカー公式資料の書き方確かめた内容
三菱電機推奨負荷慣性モーメント比推奨値は5〜10倍以下(シリーズで違う)。モータ軸換算。性能を出すには5倍以下が望ましい
安川電機許容負荷モーメントオブイナーシャSGM7J-04AFA6S(400W)の欧州の製品ページで 10倍(モーターの慣性 0.486 × 10⁻⁴ kg·m²)
パナソニック負荷とロータの慣性モーメント比カタログの推奨倍率の中で使う。超えると制御が不安定になることがある
メーカーで違う

減速機を通す場合、比べるのは「モーターの軸から見た値」です。機械の回しにくさに減速比の2乗を掛けて換算します(三菱電機の FAQ)。減速機付きのモーターを選ぶときは、減速機付きの仕様表の値で判定します。

上下に動かす軸(垂直軸)は計算が変わる

荷物を持ち上げる軸では、台車を押す話が「荷物を持ったまま立っている人」に変わります。休んでいる間も、落とさないように支える力が要ります。

この表の見方:垂直軸は、上りと下りで別々にトルクを計算し、厳しいほうで判定します

項目水平軸垂直軸
押し続ける力摩擦だけ重力が加わる:(m × g + 摩擦)× Ph ÷ (2πη)。上りと下りで向きが変わる
休んでいる間0支える力が残る(ブレーキで止める場合を除く)。実効トルクに入れる
安全—電源が切れたときの落下に備え、ブレーキ付きのモーターを選ぶ

止めるときや下りでは、モーターが発電機になってアンプへ電気を戻します(回生)。垂直軸は下りの間ずっと戻るので、機種ごとの許容値を選定ソフトか取扱説明書で確かめます。

出典

情報の確認時点:2026年10月。機種ごとの値は、お使いの機種の取扱説明書で確かめてください。

よくある間違いと、迷ったときの決め方

ひとことで言うと間違いの多くは、式ではなく単位と足し忘れです。結果が妙に小さい・大きいと感じたら、桁を疑います。

この表の見方:上の2つは回しにくさ、下の2つはトルクと判定の間違いです

よくある間違い起きること正しくは
リードを mm のまま (Ph ÷ 2π)² に入れる回しにくさが 100万倍ずれるm に直す(10 mm → 0.010 m)
ねじ軸・カップリングを足し忘れる慣性比を小さく見て、試運転でゆれるモーターが回すものはすべて足す
実効トルクを休みの時間を入れずに割る疲れを大きく見積もる休みも含めた1サイクルの時間で割る
瞬時最大トルクがどの速さでも出ると思う速い所の加速で力が足りないトルクと回転速度の特性の図で、その速さで出せる力を見る
実務の判断のコツ

計算が終わったら、一度だけ「桁の感覚」で見直します。数十 kg を 10 mm のリードで動かす軸なら、負荷の慣性は 10⁻⁴ kg·m² の桁、負荷トルクは 0.0 何 N·m の桁になるのがふつうです。桁が3つ以上ずれていたら、まず単位の換算を疑います。

実務の判断のコツ

迷う値は、計算の結果が厳しくなる側に寄せて入れます。とくに次の3つです。

  • 質量:ワークや治具が変わる設備は、一番重い組み合わせで計算する
  • 摩擦係数:案内のメーカーの値に幅があるときは、大きいほうを使う
  • 加速時間:機械設計者の「できれば」の値ではなく、タクトから決まる一番短い値で計算する

計算を甘くして小さいモーターを選ぶと、試運転のあとでモーターとアンプの両方を替えることになり、盤の中の配置や配線まで直す手間が出るからです。

一方で、大きすぎるモーターは値段・アンプ・電源が大きくなるだけです。4つの関門を通る一番小さい容量を選ぶのが基本です。手計算で候補を絞り、最後にメーカーの選定ソフトで確かめると、入力の間違いにも気づけます。

サーボモータの選定チェックリスト(印刷して使えます)
  • □ 質量は一番重い組み合わせ(ワーク・治具・ケーブル類を含む)で入れた
  • □ リードを m に直して計算した
  • □ ねじ軸・カップリング・プーリー・減速機の回しにくさをすべて足し、減速機は減速比の2乗で換算した
  • □ 速さ:回転速度 ≦ 最高回転速度
  • □ 力:最大トルク ≦ その速さで出せる瞬時最大トルク
  • □ 疲れ:実効トルク ≦ 定格トルク(休みを含む1サイクルで計算)
  • □ 体格:慣性比 ≦ お使いのシリーズの推奨値
  • □ 垂直軸は、支える力とブレーキ付きのモーターを考えた
  • □ 回生を選定ソフトか取扱説明書で確かめた

よくある質問

Q. サーボモータとは簡単にいうと何ですか?

A. 自分の位置を測りながら回り、決めた位置に正確に止まれるモーターです。アンプとエンコーダとセットで使います。

Q. サーボモータは最大トルクが足りていれば選定は合格ですか?

A. 合格ではありません。実効トルクが定格トルク以下か、慣性比が推奨値以下か、回転速度が足りるかも同時に確かめます。

Q. 実効トルクとは何ですか?

A. 1サイクルのトルクを2乗して時間で平均し、平方根をとった値です。熱がトルクの2乗で出るため、温度の確かめに使います。

Q. サーボモーターの慣性比はどのくらいが目安ですか?

A. メーカーとシリーズで違います。例えば三菱電機は推奨値を5〜10倍以下とし、性能を出すには5倍以下が望ましいとしています。

Q. 慣性比が推奨値を超えたらどうすればいいですか?

A. モーターを1段上げるか、減速機で機械の回しにくさを小さく見せます。加速時間を延ばしても慣性比そのものは変わりません。

まとめ:サーボは目で見て止まる人。力・疲れ・体格・速さの4つで選ぶ

POINT
  • サーボモータは、エンコーダ(目)とアンプ(頭)で位置を測って直し続け、決めた位置にぴたっと止まるモーター
  • 選定は、速さ・力(最大トルク)・疲れ(実効トルク)・体格(慣性比)の4つの関門をすべて通る、一番小さいモーターを選ぶ
  • 負荷トルクは「1回転の仕事が等しい」、加速トルクは「力 = 質量 × 加速度の回る版」から出る
  • 実効トルクは、熱が電流(トルク)の2乗で出るので、2乗して平均し平方根をとる
  • 慣性比はトルクとは別の関門。時間を延ばしても変わらず、モーターを上げるか減速機で下げる
  • 単位(mm と m)と足し忘れが一番多い間違い。桁の感覚で見直す

回しにくさ(慣性モーメント)の式の出どころと、形ごとの計算・減速機の換算は、この記事と対になる記事で計算ツールつきでまとめます(公開しだい、ここに並べます)。

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シラス
電験三種・QC検定1級 / メーカーでパワエレ設計・品質保証 実務10年

PLC・サーボ・インバーターを実務で扱ってきた電気・制御の設計者です。制御の記事は、選び方・設定の順番・止まったときの切り分けを、実務の判断のしかたから書いています。機械(材料・機械要素・図面)の記事は本職ではないため、JIS とメーカーの技術資料を調べてまとめ、出典を示しています。

次に読むべき記事

容量が決まったら、回しにくさの詳しい計算、アンプの設定の順番、止まったときのアラームの切り分けへ進みましょう(記事は公開しだい、ここに並べます)。

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